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■飛騨の家具の歴史
飛騨は木の国・山の国。
匠の技と豊富な木材資源が結びついて、伝統と風格のある民家や、木の温もりあふれる家具、木製品が生み出されてきました。100年以上経っても一分の狂いも見せないどっしりとした家具、飛騨高山の町内でも見られる匠の技です。
『飛騨の匠』の名は飛鳥・奈良時代にまでさかのぼり、かつての都、平城京や東大寺の造営などに功績を残しました。その後も5万人もの匠を都へ送り出し、腕を磨いた匠たちが飛騨に戻って素晴らしい生活様式と伝統工芸をもたらします。町の建築物をはじめ、木目と塗りが美しい春慶塗、円空仏の伝統を受け継ぐ一位一刀彫、また、今や飛騨の産業を支えるまでに成長した家具の製造がその代表。
そして明治10年代、家具は近代産業としての道を歩み始めました。そのころは西洋の家具が実用品として普及し始め、飛騨の家具師たちもその生産に着手しました。
大正九年に設立された中央木工(現飛騨産業)に始まり、昭和に入って家具産業は急成長します。戦後、技術革新や設備投資を重ね急成長を遂げ、飛騨の地場産業として大きく花開いていきます。
デザインも多様化し、ウインザータイプや北欧モダンタイプのデザインを取り入れた家具を作り、それぞれのメーカーが独自のデザインを確率させていきました。
姿や表情を時代に合わせながら、匠の精神は今も飛騨に息づいています。高度な技術とデザインは好評を得て、平成11年のパリ国際家具見本市や、平成13年アメリカロサンゼルス展示会(P.D.C)でも高く評価されました。
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